去る１２月１０日（火）に２０１９年度第３回工場見学会を開催しました。

　見学先は、兵庫県加古川市にある㈱神戸製鋼所　加古川製鉄所殿で、会員企業から５０名が参加しました。

　訪問先である㈱神戸製鋼所　加古川製鉄所に到着後、総合事務所会議室にて同社 線材条鋼営業部特殊鋼室　富家氏からご挨拶があり、引続きＤＶＤによる同所の事業内容、工場概要について説明を受けた後、見学に入りました。

　第８線材工場、第３高炉、転炉、６号連鋳工場を４班に分かれて見学し、会議室に戻り質疑応答の後、同社加古川製鉄所の見学を全て終了しました。

　見学先では、高炉ならではの規模の大きさに、どの工程も見ごたえのある迫力ある光景を目の当たりにし、製品の成り立ちを学習する上で、現場見学の有意義さを痛感しました。

　製鉄所周囲：高さのある防塵ネットを張り巡り。

　第８線材工場：圧延線径の違う４系列ミルで同時圧延、圧延速度は秒速８５ｍと新幹線並みに。

　第３高炉：高炉３基の内、第２、第３の２基が稼働中、残念ながら安全上直に見れず、コントロール室から。

　転炉：高炉からの溶銑を転炉に移し、スクラップを投入、酸素、不活性ガスを吹き込み、音や振動、炎に見学者一同、目が釘付け。

　６号連鋳工場：転炉からの溶鋼を数多いローラとその隙間から冷却水が噴出して圧延、半製品に。

　最後に、特殊鋼倶楽部会員企業のために貴重な機会を与えていただいた㈱神戸製鋼所　加古川製鉄所の関係者の方々に感謝を申し上げて、工場見学会の報告といたします。