イベント情報
「2019年度工場見学付新人(東日本ブロック地区)研修講座」を開催しました
去る4月18日(木)~4月19日(金)、特殊鋼倶楽部と全日本特殊鋼流通協会との共催により2019年度工場見学付新人(東日本ブロック地区)研修講座を開催し、41名(工場見学40名)が受講されました。
【スケジュール】
●4月18日
10:00~17:00 特殊鋼販売技士 入門編 講師:浜小路 正博 氏
17:00~18:00 特殊鋼流通 先輩からのメッセージ
【問屋】「流通の役割と仕事のやりがいについて」
ノボル鋼鉄㈱ 営業部係長 伊藤 欣司 氏
【商社】「自動車線材特殊鋼に於ける、商社機能」
住友商事グローバルメタルズ㈱
線材特殊鋼鋳鍛事業部 自動車線材特殊鋼チーム
チームリーダー 小川 浩平 氏
18:00~20:00 親睦会
●4月19日
13:30~16:00 大同特殊鋼㈱知多工場見学会
特殊鋼販売技士入門編では、特殊鋼の基礎知識について講師の声に耳を傾けながら熱心に学んでいました。
特殊鋼流通先輩からのメッセージでは、参加者からは「年次を経たからこそ、分かる貴重な話を聞けて有効だった」「自動車鋼材の現状が分かる講義でとても良かった」等の感想をいただきました。
工場見学は、訪問先である大同特殊鋼㈱知多工場の本館事務所に到着後、会議室にて同社野口副工場長のご挨拶をいただきました。工場紹介映像を視聴後、2班に分かれて見学に入りました。
現場では、製鋼工場で150t電気炉の通電・溶解を、連続鋳造工場では湾曲型ブルーム連続鋳造、垂直型丸断面連続鋳造の設備を間近で見た後、分塊圧延工場と小型圧延工場の圧延、製品置場を見学し、本館事務所会議室にて質疑応答を行いました。石丸生産管理室長より閉会の挨拶があり、同社工場の見学会を終了しました。
見学先の感想では、「150t電気炉溶解の様子として、爆発のようにも見える迫力ある光景を目の前にすると目が離せなくなった」「垂直型連続鋳造設備はここでしか見られず、間近で見ることができ、連鋳中の鋼の熱さがよく分り、貴重な経験となった」「圧延工程がダイナミックで、ピッチが少なく、量産できる様子が印象的だった」等の感想をいただきました。
全体を通しては、「基礎的な知識を習得した後に見学することにより、理解が深まった」「理解が増し、より今後のお客さんとのやり取りが円滑になると思う」等の感想をいただきました。
参加された方々にはアンケートを実施させていただき、貴重なご意見をありがとうございました。次回の工場見学付新人研修講座に是非とも活かしたいと思います。
最後に、特殊鋼倶楽部会員企業のために貴重な機会を与えていただいた特殊鋼販売技士入門編の講師の方、特殊鋼流通の先輩メッセージをいただいた講師の方々、大同特殊鋼㈱知多工場の関係者の方々に感謝を申し上げて、工場見学付新人(東日本ブロック地区)研修講座の報告といたします。
以下に、写真を掲載します。
【特殊鋼販売技士 入門編 講演の様子】 【小澤専務理事の挨拶】
【問屋 先輩からのメッセージ 講演の様子】 【商社 先輩からのメッセージ 講演の様子】
【石丸生産管理室長の挨拶 大同特殊鋼㈱知多工場殿】 【工場見学会の様子】