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「労働安全衛生法・安全データシート(SDS)」説明会開催

 去る12月4日(金)に午後1時より東京都中央区日本橋茅場町・鉄鋼会館812号室において「労働安全衛生法・安全データシート(SDS)」説明会を開催しました。

 

 本説明会は、労働安全衛生法の改正により、平成28年6月1日より、安全データシート(SDS)の交付義務の対象である640物質(マンガン、ニッケル、クロム、モリブデン、コバルト等)について事業場におけるリスクアセスメントが義務づけられること及びその前提となるSDS交付等の周知徹底を図るため、一般社団法人特殊鋼倶楽部、一般社団法人全日本特殊鋼流通協会、全国ステンレスコイルセンター工業会の3団体共催で実施しました。

 

 当日は、講師として日本冶金工業株式会社 グループ環境・知的財産部長 藤田 篤史氏にご説明頂き、参加者は71名でした。藤田講師は、平成25年にコバルトが労働安全衛生法のラベル表示義務対象物質に追加されたことを受け、コバルトが含まれる鋼材をラベル表示義務の適用除外とすることを鉄鋼業界から各方面への働きかけを中心となりやってこられました。そのおかげもあって、平成28年6月からは、コバルト等の対象物質を含んでも鋼材は表示義務適用除外となりますが、一方で、SDS交付の徹底とリスクアセスメントの実施がますます重要となっています。

 

 説明は、資料に基づき1.労働安全衛生法の表示・文書交付制度について、2.最近の労働安全衛生法改正経緯について、3.鉄鋼連盟の主な活動について、4.労働安全衛生法・安全データシート(SDS)について、5.参考情報の順に行われました。

 

 約1時間10分の説明会でしたが、藤田講師の「労働安全衛生法・安全データシート(SDS)」交付の周知徹底を図りたいとの目的の下、有意義な説明、その後の質疑応答での活発なご意見もあり盛会の内に終了いたしました。

 

 また、終了後の説明会参加者からのアンケートでは、「定期的継続的な説明会が必要と感じました」、「今後も法令などが変更・改定された際は今回のような説明会を実施してくださいますようお願いいたします」、「H28の適用後も諸問題が出てくると考えますので、今後もこのような会をお願い申し上げます」、「環境規制に関する説明会を積極的に開いていただけると助かります」といった意見がありました。

 

 以下に会場写真を掲載いたします。

 

 

 


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