イベント情報
平成26年度第4回一般社団法人特殊鋼倶楽部工場見学会開催
去る12月16日(火)に平成26年度第4回工場見学会を開催しました。
見学先は午前中が日産自動車株式会社追浜工場殿(神奈川県横須賀市)、午後が東邦チタニウム株式会社茅ヶ崎工場殿(神奈川県茅ケ崎市)、鉄鋼会館前より大型バスにて両工場を訪問するコースで、会員企業から38名が参加しました。
日産自動車(株)追浜工場では、最初にゲストホールにて、同工場で生産されているモデルの展示や生産工程のパネルなどを見学した後、大会議室で工場アテンダントよりご挨拶及び概況説明を受けました。その後2班に分かれて生産エリア(組立工程・最終検査工程)・物流エリア(国内外専用埠頭など)を見学し、大会議室に戻って質疑応答という手順で行われ、同工場の見学を終了しました。
午後の東邦チタニウム(株)茅ヶ崎工場では、工場到着後、大会議室で経営企画部 主席技師 菊地様のご挨拶及び工場概況のご説明を伺いました。その後4班に分かれてスポンジチタン製造プロセス(クロール法)の各工程(塩化→蒸留・精製→還元・分離→破砕)、インゴット溶解鋳造[VAR法]の工場見学を行いました。その後大会議室に戻って質疑応答を行い、同工場の見学を終了しました。
工場見学後の参加者の感想では、ほぼ全員が工場見学の成果に満足し、次回の工場見学にも参加したいとの回答をいただきました。
見学先の感想では、日産自動車(株)追浜工場殿については、「多くの部分で自動ロボット化され、効率的に生産されていた」「1つの生産ラインで4車種を生産されていたことに驚いた」「受注生産であり、車種別受注量に応じて製造順序が編成されていた」「作業者にミスをさせないための工夫があり、すばらしい活動だと感じた」等がありました。
また、東邦チタニウム(株)茅ヶ崎工場殿については、「スポンジチタン製造工程を初めて見学し、精製には多くの手間・工数が必要なことが理解できた」「工場内が非常にクリーンで高品質さを感じた」「素材・溶解・精製工場であるが、5Sの行き届いた美しい工場だった」等の感想をいただきました。
今回、両工場の見学を通じて特殊鋼のユーザー企業、製造企業が生産性向上や競争力向上に取り組む努力を理解でき、特殊鋼関係者にとって大きな収穫のある工場見学会となりました。
最後に、特殊鋼倶楽部会員企業のために貴重な機会を与えていただいた日産自動車(株)追浜工場殿と東邦チタニウム(株)茅ヶ崎工場殿の関係の方々に感謝申し上げて、工場見学会の報告とします。
以下に、写真を掲載いたします。
工場見学会の様子1 日産自動車(株)追浜工場殿
工場見学会の様子2 東邦チタニウム(株)茅ヶ崎工場殿