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平成28年度第1回 一般社団法人特殊鋼倶楽部 工場見学会 開催

 

 去る10月7日(金)に平成28年度第1回工場見学会を開催しました。

 見学先は、午前中がJFEスチール(株) 東日本製鉄所 千葉地区殿、午後が三菱製鋼(株)技術開発センター及び千葉製作所殿で、鉄鋼会館前より大型バスにて両所を訪問し、会員企業から39名が参加しました。

 

 JFEスチール(株) 東日本製鉄所 千葉地区到着後、見学センターにて同社企画部企画室 上原様よりご挨拶及びDVDによる工場概況説明を受けた後、見学に入りました。

 はじめに製鋼工場で連続鋳造設備と同設備通過後に鋼を切断したスラブを、続いて溶銑を転炉へ投入する場面を、熱延工場では30~40㎜厚のスラブを粗圧延機、仕上げ圧延機を通過させ、3~4㎜程度にまで圧延した製品の巻取り工程を、最後に溶鉱炉の順に見学後、質疑応答を行い同社工場の見学を終了しました。

 

 午後の三菱製鋼(株)技術開発センター及び千葉製作所では、山岡センター長のご挨拶に続き工場概況説明を受けた後、2グループに分かれ見学に入りました。

 最初に技術開発センターでは、材料試験エリア、粉末評価エリア、観察エリア、分析・磁気測定エリア及び内質調査エリアの順に見学、各種試験・測定機器等についての説明を受けました。

 次いで、訪れた千葉製作所内では、第一工場で車両用のスタビライザー製造ライン、第二工場で巻きばね製造ラインを見学後、質疑応答を行い同工場の見学を終了しました。

 見学後参加者の感想は、ほぼ全員が工場見学の成果に満足し、次回の工場見学会にも参加したいとの回答を頂きました。

 

 見学先別の感想ではJFEスチール(株) 東日本製鉄所 千葉地区殿については、「転炉へ溶銑を注ぐ様子が大変迫力があった」「熱延工場では熱せられたスラブが高速で走り、水によって冷却されていくのは非常に迫力があった」「周辺居住者への生活に配慮を感じた」等の感想を頂きました。

 

 一方、三菱製鋼(株)技術開発センター殿については、「各事業部にまたがりシナジー効果を発揮し、長期的観点からの新製品を開発する姿勢を感じた」「最新の設備が揃った時に再度見学したい」、また千葉製作所殿については、「スタビライザーの製造工程は、初めて見たので興味深かった」「巻きばねの生産ラインがとても効率よく作られていると感じた」等の感想を頂きました。

 

 両社の見学終了後、JR蘇我駅付近にあるJFEスチール(株)殿の施設「みやざき倶楽部」にて懇親会を開催しました。参加者はJFEスチール(株)より小田 棒線営業部 第一棒線室長、音田 棒線セクター部 主任部員(部長)、三菱製鋼(株)より山岡技術開発センター長、曽田同副センター長、片山千葉製作所製造グループスタッフにご出席頂き、約1時間当日の見学会参加者(一部の方を除く)の方々と懇談いたしました。

 

 最後に、特殊鋼倶楽部会員企業のために貴重な機会を与えていただいたJFEスチール(株) 東日本製鉄所 千葉地区殿と 三菱製鋼(株)技術開発センター及び千葉製作所殿の関係者の方々に感謝を申し上げて、工場見学会の報告といたします。

 

 以下に、写真を掲載します。

 

【JFEスチール(株) 東日本製鉄所 千葉地区殿】

 

 

【三菱製鋼(株) 技術開発センター及び千葉製作所殿】

 

【JFEスチール㈱ 小田 棒線営業部 第一棒線室長】   【三菱製鋼㈱ 山岡技術開発センター長】

 

【懇親会会場風景】

 

 


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