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平成26年度第3回一般社団法人特殊鋼倶楽部工場見学会開催

 去る12月9日(火)に平成26年度第3回工場見学会を開催しました。

 見学先は午前中が日本発条株式会社横浜工場殿(神奈川県横浜市)、午後が日本冶金工業株式会社川崎製造所殿(神奈川県川崎市)、鉄鋼会館前より大型バスにて両工場を訪問するコースで、会員企業から49名が参加しました。

 日本発条(株)横浜工場では、最初に大会議室で執行役員技術本部副本部長 兼 技術統括部長 佐伯様のご挨拶及び概況説明を受けました。その後3班に分かれて熱間巻ばねの製造ライン及び展示品コーナー・安全道場を見学し、大会議室に戻って質疑応答という手順で行われ、同工場の見学を終了しました。

 午後の日本冶金工業(株)川崎製造所では、工場到着後、同製造所本館で取締役川崎製造所長大田様のご挨拶及び営業本部販売企画部次長の磯部様による工場概況のご説明を伺いました。その後4班に分かれて溶解製錬(電気炉、真空アルゴン酸素製錬、炉外製錬)・連続鋳造・熱間圧延(熱間粗圧延機、ステッケル熱間圧延機)・冷間圧延(冷間圧延機[20段圧延]、焼鈍酸洗ライン)など上工程から下工程の一貫製造ラインの工場見学を行いました。その後本館に戻って質疑応答を行い、同工場の見学を終了しました。

 工場見学後の参加者の感想では、ほぼ全員が工場見学の成果に満足し、次回の工場見学にも参加したいとの回答をいただきました。

 見学先の感想では、日本発条(株)横浜工場殿については、「安全道場を含め、人材育成がしっかりされていた」、「5Sが徹底されて、非常に清潔感のある工場だった」、「熱間巻ばね製造のコイリング工程が興味深かった」、「素材から出荷の一連の流れ・製造工程が理解できた」等がありました。

 また、日本冶金工業(株)川崎製造所殿については、「製鋼から最終仕上げ・スリット加工の一貫製造工程が理解できた」、「電気炉(30t、60t)の大きさ、熱間圧延設備・冷間圧延設備の機能について体感できた」、「製鋼工場を含め工場全体の5Sが徹底されていた」等の感想をいただきました。

 今回、両工場の見学を通じて特殊鋼のユーザー企業、製造企業が生産性向上や競争力向上に取り組む努力を理解でき、特殊鋼関係者にとって大きな収穫のある工場見学会となりました。

 最後に、特殊鋼倶楽部会員企業のために貴重な機会を与えていただいた日本発条(株)横浜工場殿と日本冶金工業(株)川崎製造所殿の関係の方々に感謝申し上げて、工場見学会の報告とします。

 

 以下に、写真を掲載いたします。

 

           工場見学会の様子1  日本発条(株)横浜工場殿

 

           工場見学会の様子2  日本冶金工業(株)川崎製造所殿

 


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